誰にでも必要なセルフマネジメント。

 仕事をしている以上、誰にでもセルフマネジメントが必要だ。高業績を上げている者、責任ある地位で活躍している人のそれはハイレベルで、かつ厳しく徹底されている。

 働く者は、できるだけ早く学習し、実践すべき内容だ。セルフマネジメントができる人材が「自律型人材」だ。会社や上司は、社員にセルフマネジメントを教育し、自分自身も実践を通して自分なりのセルフマネジメントをつくっていく。

 この自己管理ができるようになると目標管理がうまく機能する。上司も部下を信頼して、「性善説」で接することができる。自己管理ができない部下は、頼りなく評価もできない。些細なことも注意しないといけないので人間関係もよくならない。

 目標管理の前提は、自分の目標を自分で達成する「自己統制」ができる人材集団だ。「自己統制」できない部下がいると、上司は安易に「ノルマ管理」を選択してしまう。

 部下はできないのだから、上司が教えるしかない。(管理者は部下を管理する立場なので、当然自己管理ができていると考える。)

 セルフマネジメントの要素には、3つあると前回書いた。図解で表すとかぶる部分が多い。相互に関連しているということだ。その中で、万人に平等に与えられている要素は、「時間」だ。

 PDCAもモチベーションもコミュニケーションも「時間」を使う。仕事は限られた「時間」を有効に使い、期限を守り成果を出す。期限以内に成果が出せる人とそうでない人の評価は、雲泥の差だ。

 よい「時間」の使い方ができる者が、人よりも成果を上げることができる。さて、この厳しい夏の時間を、どのように使って仕事をしようか・・・

 

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