調査報告会にて。

 先日、調査活動を終えたので結果を報告した。3か月にわたり販売会社を調べた。

 “マネジメント層は、日々何をしているのか?”

 多くの販売会社の中で先行しており、実績のよい会社を調べた。その実態がわかれば、他の販売会社の事業推進に役立つだろう。これから調査結果を踏まえて、『マネジメント・マニュアル』を作成する。

 本社としては、全国の販売会社で実績を上げてもらいたい。要は、ベンチマーキングだ。ヒアリングとアンケートでマネジメント層の業務実態を調べた。マネジメント層を調べることで組織運営もわかり、効率的な事業推進の方法もわかる。

 実績を上げている会社は、「基本を、日々着実に実行している。」

 伝統的なマネジメントの原理原則と変わったことをしているわけではない。マネジメントの実態は、基本の繰り返しであった。確かに、他業種や競争相手から見れば目新しいことがあるかも知れないが、それは表面的で短期的なことだ。「面白くない」かも知れないが、これが現実だ。

 今回の調査分析には、「管理原則の父」と言われる、ジュール・アンリ・ファヨールの「管理の5機能」をモデルとしてを使った。「管理の5機能」とは、管理過程論の一つである。

 経営管理者が、1)計画機能 2)組織化 3)指令機能 4)調整機能 5)統制機能を順次行い、目標達成を目指す。

  具体的な内容は、日々どの会社でもやっていることだが、それでも業績に差が出る。組織運営は、違ったものになる。“それは、なぜか?”

 そこに、マネジメントの本質がある。

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