部下は、自分がもっているボール(共有項目)を上司に投げ返す。
その方法が、「報告」「連絡」「相談」だ。それぞれ球種が違う。
報告とは、『上司から指示されたことを、実施し、その進行状況や結果について知らせること。』
連絡とは、『上司や顧客、関係者に関係することについて必要に応じて情報のやり取りを行うこと。』
相談とは、『上司や、関係者に意見やアドバイスを求めること。』
この定義を知っているだけでは、うまくいかない。“何を”報・連・相したらいいのだろう?この判断は部下には難しい。
だから、事前に「共有項目」を話し合っておく。上司が、“何を”報・連・相させたいのか、予め指示しておくことがポイントだ。そこから、上司と部下の円滑なコミュニケーションが始まる。
情報共有の内容は膨大なので、部下は報・連・相を続けながら、情報提供の“質”、“量”、“タイミング”を理解していく。上司によって基準が違うが、基本を理解すれば、新しい上司にも短期間で対応することができる。