JA県中央会で、“新しい試み”が始まった。

 日本の農業の行く末は、他人事ではない。日本の農業に大きな影響力をもつ組織が農協だ。そして、今、“農協改革”が注目されている。

 “改革”は、METS-cの主戦場だ。組織開発は、株式会社でも組合でも対応できる柔軟で効果的な改革のための手法だ。そして改革のテーマの一つが人材開発だ。職員が変わらなければ農協は変わらない。しかし、人材開発と言えば、“とにかく、何か研修をやればいい”、というわけではない。

 本件は、『新入職員の育成強化を目的に、独自の研修プログラムと教材を開発し、JAのインストラクターを養成して、内省化で進める、プロジェクトである。』

 METS modelを活用してプロジェクトを進める。①Meetingで新入職員強化を話し合い②中央会が作成した1年間の研修計画(System)に基づき③研修プログラム、教材(Tool)を開発し④インストラクターを養成(Education)する。

 クライアントは、METSの全てを発注する必要はない。クライアントと一緒に進めることが組織開発成功の要因だ。

 他の県とは一味違った独自性のある人材育成になるに違いない。これがJAの自立を促す第一歩となるのだ。

 

カテゴリー: お知らせ   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください