※本文は、日本経済新聞“活かす企業人”を参考にさせて頂いています。不都合がございましたら、速やかに削除しますので、お手数ですが、ご連絡ください。
【伊藤忠商事】どういう人材を育成したいかといえば、大きくわけて2つあります。その一つは、仕事で相対する各業界に通じたプロの人材を育てることです。(中略)もう一つは、国内のみならず、海外のどの地域に赴任してもグローバルにマネジメントできる人材の育成です。育成方法は、OJT(職場内研修‐E)を中核に据えています。(中略)各業界のプロとなる人材育成に向けて、事業会社への出向や海外駐在などの定期的な人事ローテーション(S)を実施し、異なった仕事を通じて、幅広い経験を付与するようにしています。また、将来のキャリア開発について上司と話し合う機会(M)を設けています。 グローバルにマネジメントできる人材育成策では、「新人海外派遣制度」(S)を導入しています。
総合商社の人材育成の特徴は、三井物産のページでも書きましたが、OJTを中心に、階層別研修、語学教育の実施とジョブローテーション、面接制度、海外派遣制度といったシステムのシナジーにあります。
また、三井物産が、“自ら考えることができる人材”の採用に力を入れており、伊藤忠は、“個性的で多様な人材”を採用している点で、社風の違いが感じられます。
ツール(T)活用の記述は、特にありませんでしたが、M-E-Sのシナジー効果を活用して、人材育成を進めています。